史跡案内ボランティアガイド


by Fukuoka-heguri

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平群倶楽部

平群倶楽部のご紹介
平群(へぐり)倶楽部は、福岡市西区のボランティア・グループ「西区歴史よかとこ案内人」の
メンバーで、西区の野方・飯盛・金武地区の遺跡、史跡、社寺などの文化・歴史遺産を
広く市民の方々に紹介する活動をしています。
正式グループ名は「野方グループ」ですが、愛称「平群倶楽部」です。

*平群倶楽部名前の由来




平群倶楽部定期ガイドのスケジュール
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<問い合わせ先>
  田山 展       
   *電話:092-519-7163       
   *e-メール:tayama162@gmail.com



野方遺跡住居跡展示館
b0273309_17282165.jpg吉武高木遺跡「やよいの風公園」
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# by Fukuoka-heguri | 2017-12-26 19:44 | 平群倶楽部について

2017年11月度史跡巡り(小郡)

2017年 11月 史跡めぐり
2017年 11月21日(水)9時00分~17時10分 快晴
九州歴史資料館と小郡市内 
参加者 11名

【史跡めぐり行程】
9:00戸切出発 ⇒ 10:00 九州歴史資料館 ⇒ 11:40 昼食 中國菜館「龍宮」 
⇒ 12:40 小郡市埋蔵文化財調査センタ ⇒ 13:25 乙隈境石 ⇒ 13:35 野越堤
⇒ 13:55 花立山穴観音古墳 ⇒ 14:25 霊鷲寺 ⇒ 14:45薩摩街道松崎宿 
⇒ 15:25上岩田遺跡 ⇒ 15:50 小郡官衙遺跡 ⇒ 16:10解散

朝から澄み切った秋空の快晴で、前日までの寒さも吹き飛んで、絶好の行楽日和となりました。久々に参加者も2桁を超え車3台で、何時もより遅めに戸切を出発しました。途中筑前・筑後・肥前の三国堺(石)を経由して、最初に九州歴史資料館を見学しました。
昼食を挟んで午後は、小郡埋蔵文化財調査センタに始まり、小郡市内の史跡をたっぷり案内していただきました。埋蔵文化財調査センタの山崎さん、「小郡市ボランティアガイド友の会」の大崎さん・尾形さんのご案内で、小郡の多様な文化と歴史を多角的に知ることができました。
大宰府にも近く、多くの国と境を接した地域には、それ故の独特の歴史が刻まれてきたようです。         
                         

九州歴史資料館(県立)
九州歴史資料館は静かな新しい街づくりの中に佇んでいます。九州の歴史と特質を明らかにするために、大宰府史跡の発掘調査を始め多角的な調査や研究が科学的に行われ、その成果が展示されています。
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第4展示室
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まず資料館職員の峯さんに、30分ほど館内の常設展示の案内をしていただきました。
峯さんは今年小学校の先生からの異動で、歴史の専門家でもないということでしたが、丁寧で十分わかりやすい案内でした。
第4展示室は、九州各地の遺跡で出土した遺構をそのまま移設し、足元で真上から見れるようになっています。一部の蛍光灯が切れていますが、専門業者でなくては蓋のガラスを開けられないそうで、取り替え費用が10万円もかかるとは驚きでした。

見学回廊
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中庭からはぐるりと、発掘調査で出土した文化財の整理作業や最新機器による保存修理作業の工程を見学できます。光学調査室でX線CT(約1億円とか)により「形」を調査し、赤外線で成分を分析して素材を解析し、個々に合った保存修復行っています。文化財整理室では、土器や石器の復元作業などを見学できます。約60名の職員(期間採用含む)で、これらの根気のいる作業をしているそうです。
残りの時間は、ちょうど開催中の「発掘速報展2017 五ケ山」「大宰府を探るサイエンス」「福岡県の城」などを見学しました。

五ケ山出土の埋蔵銭
那珂川町五ケ山網取遺跡出土の埋蔵銭には、
中国や朝鮮半島などの実に様々な時代の古銭が
含まれていました。
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山城の木炭画
「福岡県の城」では、廊下に展示された小畑政義氏(北九州・元競輪選手とか)の、平面の俯瞰図から想像復元した山城の木炭画は素晴らしいものでした。
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   ~~~~~~~~~ 本日の昼食 ~~~~~~~~

中國菜館 龍宮(ロンクン)
今日の昼食は、資料館から5分位の、三沢の中國菜館「龍宮」です。
場所を検討中の9月末に、お昼のTVの食べ歩きで紹介していた中華のお店です。
           Bランチ(1,080円)
     日替わりのおかず3品の中から2品を選びます。
     おいしくてボリュームたっぷり、ごはんもお代わり自由。
     大満足のランチでした。
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小郡市埋蔵文化財調査センター(市立)
10分ほど遅れて午後の見学は、埋蔵文化財調査センタからスタートです。事前にコース全体の時間割まで組んでいただいた、センターの文化財技師の山崎主査がお待ちでした。まず開催中の特別展「おごおり発掘50年」~史跡の保護と活用~を、30分ほど案内していただきました。

山崎さんの案内

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これまでの史跡と発掘模様が頂いた立派な冊子にまとめられ、目の前の出土品でその成果が確認できました。

鉄鏃

まだ大宰府の発掘調査も始まっていない昭和42年に、あとで見学する奈良時代の小郡官衙遺跡から鉄鏃1000本が出土しました。ここから小郡の歴史の扉は開かれていきます。
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鶏形土製品
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3C末から4C初頭の「津古生掛古墳」から3体出土した珍しい「鶏形土製品」は、鶏が食用ではなく「象徴」や「信仰対象」だったと思われます。断片をこのような形に復元し"つこっコ"と名付けて、今はセンターのイメージキャラクターとして蘇りました。 
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「小郡市史跡案内ボランティア友の会」のガイドの尾形さん・大崎さんも合流しました。
センタの山崎さんの車の先導で、津古生掛古墳のある津古の方から乙隈へ向かいます。

 

筑後・筑前国境石     
 
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これから旧薩摩街道沿いを中心に史跡を見て回ります。最初は筑後・筑前国境石です。ここからは主にガイドの大崎さんの多岐にわたる詳しい説明でした。 
現在の小郡市と筑紫野市の境にある、江戸時代後期に建てられた2つの石碑です。左の小郡側は久留米藩が建てたもので、久留米藩士佐田修平が書いた「従是南筑後国」の文字があります。右の筑紫野市側は福岡藩のもので、福岡藩の書家二川相近(すけちか)によるものです。それ以前も境石はありましたが、福岡藩が大きなものにしたので、久留米藩も負けじと更に大きいものに建て替え、このようになったと伝えられています。

野越提(のごしてい)(干潟 京ノ坪遺跡) 
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野越提は、昨年県道拡張工事の際新たに発見されたばかりで、現在史跡指定申請中だそうです。石垣や石敷で「隣の草場川からの野越しの流水による浸食を防止する」目的で構築されたもので、薩摩街道と野越提を兼ねる構造物になっています。「野越し」とは、敢えて盛土(堤)の一部を低く造り、洪水の際に限定的にその部分からのみオーバーフローさせる構造をいいます。


花立山穴観音古墳(県指定史跡)
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街道をちょっとそれたところの花立山は、小郡市と筑前町の境にあり、田圃の中にぽつんと立つ小山で、小郡市側だけでも約300基の円墳等が見つかっているそうです。

花立山穴観音古墳は、6C末頃の前方後円墳で、全長35ⅿの横穴式石室で、石室の壁には格子模様が刻まれた「装飾古墳」です。内部には後から観音様が祀られていて、名前の由来になっています。先日バス研修で行った大刀洗の飛行場がすぐ近くにあり、第二次大戦中はこの山にたくさんの防空壕が掘られ軍需物資も隠していたため、この近辺は昭和20年の米軍の空襲で大きな犠牲がでました。


霊鷲寺(りょうじゅうじ)

薩摩街道に戻り、少し南へ下ったところの霊鷲寺は、寛文9年〈1669〉久留米支藩の松崎藩主となった有馬豊範が、延宝8年(1680)に三潴郡西牟田にあったものをこの地に移したものです。臨済宗の寺院で、勅願寺という格式の高い寺であるため、参勤交代で通る諸大名も前で駕籠や馬から下りて礼拝して通過したといわれています。松崎藩は、他家のお家騒動に連座して10年ほどしか続かず、この地は天領になった後また元の久留米藩に戻るなど、複雑な展開をしています。

霊鷲寺山門
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山門は寛政6年のもので、梁には当地の有力者三原家と徳川家、本堂屋根の一番上には(元は本堂内にあり)天皇家の菊、徳川の葵など4種5つの紋付瓦がのっていました。     


霊鷲寺本堂
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山茶花
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咲きはじめの境内の樹高2.5ⅿのサザンカは、「富士の峰」と呼ばれる種類でこれから年始にかけて千重の白い花を咲かせます。九州の栽培種のサザンカでは、最大規模といわれています。


松崎宿(旅籠油屋)
復元中の旅籠油屋
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ここだけはNPO法人の「歴史を守る会」の磯部会長の説明を受けました。           旧松崎宿旅籠油屋は棟を分けた主屋と座敷から成り、主屋は建築中でした。手前が「座敷」です。江戸時代後期に建てられた本格的な旅籠(宿屋)です。解体時に柱に墨書が見つかり、座敷は1849年、主屋は1861~64年に建てられたことがわかりました。宿屋ならでは、旅人が描いたと思われる象の落書きも見つかったそうです。座敷の方に武士など位の高い人、主屋に一般客が泊まっていました。大名を泊める本陣は、近くにありましたが未発掘です。油屋には西郷隆盛が宿泊したと伝えられ、乃木希典が昼食をとったことがその日記からわかるそうです。
油屋の復元の完成は、平成30年だそうで、またその頃見たいものです。

座敷は8畳の3間が並んだ家です。
裏からの写真。       (右)磯部会長
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胞衣壺
玄関を入ってすぐの部屋の床の下には、胞衣を入れた壺が埋められていました。家の子供のものと思われますが、いろんな人に踏まれることで魔除けと成長を願ったものということです。珍しい風習です。
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枡形
外に出て北構口へ向かいます。枡形は、城郭造りに通じる構造で、道を直角に曲げて敵の侵入を鈍らせるようになっています。正面の建物は松崎宿資料館になっていました。
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北構口
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北側の宿場の出入り口で、南北4つの石垣がそのまま残っているのは全国的にも貴重だそうです。



上岩田遺跡(国指定史跡)
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上岩田遺跡は、小郡官衙遺跡群のうち最も古い遺跡で、飛鳥時代(7世紀後半頃)に評家(役所)として整備されました。規則正しく建ち並ぶ掘立柱建物や、寺院の金堂と思われる基壇を持つ建物がありました。調査で瓦や硯、文字入り土器、帯金具などが出土しました。古代の役所としての機能と寺院機能の両方を兼ね備えた珍しい場所だったようです。天武7年(678)の筑紫国大地震(震度6以上)で破壊され、役所の機能は小郡官衙遺跡(2,1㎞西)へ、寺院は北西0.7㎞の井上(廃寺)へ移転しています。

基壇跡
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基壇はもっと高いそうですが、保存のため周囲を埋めてあります。
夕方予定の有る山崎さんとは、ここでお別れです。
ガイドのお二人には引き続き案内をして頂きました。

小郡官衙遺跡(国指定史跡)
 

小郡官衙遺跡(二期の建物跡)
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小郡官衙遺跡は、上岩田遺跡と併せて小郡官衙遺跡群として、国指定の史跡になっています。 7C末におかれた御原郡の役所跡で、推定方2町(240ⅿ)の区画に、政務をつかさどる「政庁」や税を保管する「正倉」のほかさまざまな建物が整然とした配置で建てられていました。        8C中頃になると全て新しく建て直されました(二期)。このとき掘られた溝の中から多量の鉄鏃(前述)が出土していることから、新しい掘立柱建物は、軍事的な役割を果たしていたと考えられます。

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建物は三期(8C中~後半)を経て、大刀洗町の下高橋官衙遺跡に移ったことがわかっており、これほど詳細に官衙の変遷を知れる遺跡群は貴重なものです。


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今回、松崎宿から上岩田遺跡に向かう途中で1台の車がはぐれ次の小郡官衙遺跡で合流するという思わぬハプニングもあり、最後の予定の御勢大霊石神社の見学とお土産の饅頭の仕入れをカットすることになりました。
それでも参加者全員が小郡の史跡の十分なボリュームと興味深さに満足して予定の時間に無事帰着しました。

ご案内の皆様には、丁寧で有意義なご説明と興味深いお話をたくさんありがとうございました。
皆さんお疲れ様でした.
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# by Fukuoka-heguri | 2017-11-21 20:37 | 史跡巡り

平成29年度 連絡協議会バス 研修

平成29年度 連絡協議会バス 研修                             
2017年 11月9日(木)8時30分~17時00分 快晴
日田市とその周辺
参加者34 名(野方 13、今宿10、姪浜8、今津3)
参加費 3,500円

[研修行程] 
   8:30 姪浜中央公園出発 ⇒ 10:00日田埋蔵文化財センタ
⇒ 10:50 豆田町散策(広瀬資料館他)⇒ 12:00 昼食 「いた屋本家」(ウナギ)
⇒ 13:30 大刀洗平和記念館 ⇒ 14 :30~15:50 キリンビール福岡工場
⇒ 16:50 姪浜中央公園解散 

秋晴れの暖かい好天に恵まれました。直前キャンセルで昨年より数名少なくなりましたが、野方グループの参加者はいつになく多くなりました。糸島観光のバスで賑やかに日田へ向かいます。山田のPAでトイレ休憩後、日田埋蔵文化財センタに直行です。         
日田は、2日後の11・12日が「天領祭り」というタイミングで人出も多く、その準備で慌ただしい豆田町内を、楽しいガイドさんの案内で歩きました。天領という独特の歴史を持つ日田の情緒ある風情を、満喫しました。午後は、筑前町の「大刀洗平和記念館」で、近世の痛ましい戦争の歴史も学びました。
昼食は、老舗のうなぎ屋の「せいろ蒸し」を堪能し、仕上げの生ビールの試飲で帰路のバスも心地よく、楽しいバス研修となりました。


日田埋蔵文化財センタ
少し山手のログハウスのような埋蔵文化財センタでは、学芸員の行時さんの案内で、常設展示と企画展「最新の発掘調査成果展」を見学しました。縄文時代から近世に至る日田の歴史がよくわかります。
入口には、約9万年前の阿蘇山の4回目の破壊的噴火(九州全域に及ぶ)による火砕流でなぎ倒されて、小野川の川底(現地は天然記念物指定)に埋没していた樹木(杉)が展示されています。発見樹木は、13種に及ぶそうで、変形し折れて焼け焦げていました。

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豆田町の散策
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ガイドは、観光協会の立花さん。衣装は他のガイドさんと異なり自分のオリジナルだそうで、これに自分で金魚の絵を入れた日田特産の下駄をはいて、時代がかった雰囲気で明るく元気で楽しい案内でした。



広瀬資料館
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最初に、広瀬資料館に入ります。日田と言えば何といっても、江戸時代の高名な教育家、広瀬淡窓(1782~1856)と「咸宜園」です。

館長説明
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広瀬一族
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館内は、資料館館長さん自身の手慣れた説明で、淡窓の素晴らしさがよくわかりました。淡窓は、博多から移住した広瀬家の5代目三郎右衛門(博多屋)の長男として生まれ、1805年から講学を始め、文化14年(1817)に現在地に私塾「咸宜園」を開きました。今年がちょうど開塾200年になります。咸宜とは「詩経」の言葉で「ことごとくよろしい」という意味で、学歴・年齢・身分を問わない、門下生の個性を尊重した教育理念が込められています。門下生は、明治30年に閉塾するまで、全国(栃木以外)から約5000人もの人材が育っており、江戸期の最大規模の私塾でした。

葉室麟の小説「霖雨」にもでてきますが、家業の掛屋を継いだ弟の久兵衛も、商人ながら私欲を抑えて、新田開発や諸藩の財政改革にも貢献しました。対馬で朝鮮通信使の対応もやったことがあるそうです。一族はいずれも非凡な才を持っていたようです。

豆田御幸通り
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豆田御幸通りから御幸橋を右に折れ、花月川添いを一新橋まで。そこからまた右に折れて、街並みをぐるりと一周巡りました。

紙の燈籠

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竹灯籠b0273309_16522156.jpg

花月川は、先般の大洪水で溢れ土砂に埋もれてしまいました。一新橋の下は、今もかなり土砂が残っていました。橋の下には天領祭りで使うランタンや、門前には竹灯籠の準備が進んでいました。

岩屋薬舗日本丸館(国登録有形文化財)
安政2年開業(明治後期改築)の薬屋
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草野本家(国指定重要文化財)
あいにく木曜日は定休日でした。
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天領日田資料館
天領時代の歴代代官や代官所の資料等
展示してありました。
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広瀬淡窓旧宅南家
淡窓の旧宅,広瀬家の隠家としていた。
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     ~~~昼食 うなぎの「いた屋本家」~~~

町内に3軒あるあるうなぎ屋の一つで維新前からの創業160年との事。b0273309_1871571.jpg



せいろ蒸しb0273309_187302.jpg


    食事後は、日田に別れを告げて筑前町の方に向かいます。


大刀洗平和記念館
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館内では、まず映像で大刀洗の悲痛な歴史を学び、館の田原さんのガイダンスのあと自由見学です。大刀洗には、大正8年から旧陸軍が東洋一を誇った飛行場を中心とする一大軍都が存在し、大きく発展しました。しかしそのために、昭和20年の米軍大空襲で壊滅的な被害を受け、民間人を含む大勢の命が奪われました。飛行場は特攻隊の中継基地として多くの特攻隊員を送り出した、切ない場所でもあります。尊い犠牲を忘れないために、平和へのメッセージの発信基地とすることが記念館のコンセプトだそうです。

零式艦上戦闘機
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館内で唯一撮影が許されている、いわゆるゼロ戦です。世界で唯一の現存機だそうです。天井に展示されたB29の等身大模型から撮影しています。あまりにも違う機体の規模と展示位置は、いかにも哀れで蛇に睨まれたカエルのような気がしました。新館には、特攻関係の展示がありました。


キリンビール福岡工場

案内の吉村さん
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平和記念館からすぐお隣の朝倉市馬場にある、キリンのビール工場見学です。
吉村さんの案内で、工場の概要やおいしい一番搾りの出来る工程を順に見学します。福岡工場は、1966年に、国内8番目の工場として稼働を開始しています。


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毎日、大きなタンク2本分が出荷されるそうです。
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素材の麦から、麦芽をつくり(製麦)、砕いて緩やかに温度を上げ「もろみ」を作ります。ホップを加え煮沸し、冷やした麦汁に酵母を加えて、発酵タンクで低温発酵させる。1~2か月タンクで低温貯蔵し熟成させてから、パッケージングして出来上がりです。普通のビールは最初に絞った麦汁と2番目の麦汁と混ぜて製品化しますが、もろみから最初に流れ出た麦汁だけを使うのが一番搾りだそうです。だから上品な味になるそうです。

 お楽しみの試飲
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試飲コーナーで、一番搾りと一番搾りプレミアム、黒生等、一人3倍までの試飲ができます。おつまみ付きで、もちろん飲めない方には清涼飲料水などもありました。この時とばかり、ほとんどが制限時間の20分いっぱいまで飲んで満足されたようです。
おいしくいただきました。ごちそうさまでした。50分の短縮コースでしたが充分でした。

   


   糸島バス
これですべてのスケジュールは完了し帰るだけです。
糸島バスの運転手さんご苦労様でした。
細い山道も狭い駐車場もすいすいと安定した運転技術で安心でした。
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ーーー解散ーーー

b0273309_1836214.jpg17時少し前には無事、姪浜中央公園に到着し解散となりました。
無理のない行程とバラエティに富んだ内容で、素敵な研修となりました。
できれば天領祭りも見たいところでした。
ご参加の皆さんお疲れ様でした。
研修担当の今宿G大崎さんお世話様でした。
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# by Fukuoka-heguri | 2017-11-09 19:23 | 日帰りバス研修

2017年11月度 定期ガイド

11月3日(金・祝)快晴
南金武(金武宿)~飯場峠~曲淵 歴史・自然探訪コース
(旧三瀬街道廃道トレッキング)



参加者:27名(女性:17名、男性 10名)、案内人 10名
コース:「南金武バス停」に、10時30分までに集合・受付
    準備体操、コース説明、旧三瀬街道の歴史説明後
(10時50分スタート)南金武 ⇒ 西山登山口 ⇒ 飯場峠〈330ⅿ〉⇒ 飯場(飯場宿)
⇒ 12:50 曲渕公民館 一旦解散 ⇒ 昼食(親水公園)⇒ 帰路13時30分出発

帰りは3コースに分散
①来た道を戻る(6名+案内人6名)、
②13時20分のバスで直接陽光台へ(10名+同2名)、
③山神社・曲淵ダム経由歩いて陽光台へ、11名+同2名)



前回までの連続中止の無念を晴らすかのように、澄み渡る秋晴れの素晴らしいトレッキング日和でした。
申し込みは33名でしたが、当日7名の欠席と1名の追加申込がありました。年齢も33才から最高82才までと多様で、今回は1人の途中脱落者もなく、特に最高齢の方など元気に予定のコースを無事歩きました。数日前の雨にもかかわらず、コースは水や倒木も少なく、例年になく歩きやすい状態でした   


挨拶とコース説明
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南金武バス停で受付と資料の配布を行いました。出発前に金武集会場のトイレを借りて済まし、会長挨拶とコースの説明後、怪我をしない様に猪口案内人の指導でストレッチを行いました。


旧三瀬街道
三瀬街道の説明
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スタート前に、田山案内人が三瀬街道について説明し、予備知識を入れておきます。16世紀頃から開かれ、江戸時代には筑前と肥前佐賀を結ぶ最短コースとして通行も多かった道です。伊能忠敬が歩いて測量してから204年になり、曲淵ダムの完成で車道が通じたことで、今や通る人もいなくなった所謂「廃道」ですが、周辺には荒平山とのかかわり(小田部崩れ)や佐賀の乱など多くの歴史を孕んでいます。


出発
西山登山口
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10時50分、古川案内人の先導で出発し、西山登山口の近くで一旦休憩です。広い道路はここで終わり、いよいよ山道に入ります。


林道入口
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曲淵ダム方面へ延びるコンクリート道路と分かれ、ここから右の林道に入ります。

石ころの道
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黒田藩士駒山作右衛門の墓を左手に見て、少し行くと石ころの道になります。入念に足元を見ながらルートを選びます。

側溝跡
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一番の難所、側溝跡付近です。この辺は沢登り風になりますが、いつもより水が少なく、ラッキーでした。



溝を登るバイクと遭遇
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この道は、モトクロス・バイクの練習場になっていて、道を整備してもすぐ土嚢などを破って荒らしてしまうので困っていたのですが、初めて遭遇しました。よくもこんなところをと思うようなところを、車輪で溝を削りながら登っているようです。

飯場峠
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飯場峠で一列になって休憩
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12時10分、コースで一番高い飯場峠(約330ⅿ)に到着です。
ここからは下るだけです。10分ほどで56号線に出ます。

記念撮影
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コンクリート道路に出たところで、記念撮影にしました。まだまだ笑顔が多く疲れてはいません。




飯場宿
松原邸
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飯場の集落に入り、大山祇社(三瀬方面)に曲がるあたりの家(松原邸)は、宿場当時からあったといわれています。茅葺屋根だったのが今年はトタンで覆ってしまってあり、雰囲気も薄らいでいます。


最高齢者
最高齢者の富田さんも元気に到着。
まったく大丈夫で心配することもありませんでした。b0273309_18124055.jpg
呉羽さん親子
平群倶楽部の年間スケジュールもブログでチェックされていました。
今後も参加したいとの事でした。
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  ~~バスで早めに帰る方もいるためここで一旦解散です。~~



昼食
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曲渕公民館の裏手の河原で昼食です。水のほとりで空気もおいしく、歩いた後の弁当がひと際美味しく感じられます。


帰路
3つのグループに分かれます。
①来た道を戻る
②13時20分のバスで直接陽光台へ
③山神社・曲淵ダム経由歩いて陽光台へ


③グループの帰路
国道添いは車が多く危険なので、川沿いの空気の良い脇道を選んで、陽光台まで歩きました。到着時にちょうど15時05分発の博多駅方面行の快速バスがでるところで、陽光台バス停では待ち時間も無しという間の良さでした。
山神社
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陽光台まで歩きのグループは、山神社も見たいということで、135段の階段を登って案内しました。
曲淵の鍛冶屋甚五兵衛が、戦国の風雲に乗じて曲淵城主(曲淵河内守)となり、原田氏に属して近隣11ヶ村を領し、武威を誇りました。山神社の場所は、曲淵の山城の跡です。水源地の場所にあった山神社が水没するため、本丸跡に移設しています。1587年の高祖城落城と共に曲淵氏も滅び、城主は浪人になったということです。

曲淵ダム
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曲淵ダムは、大正12年(1923)に福岡市内最初のダムとして完成しました。昭和9年と平成4年に2度嵩上げして堤高が2ⅿ増え45ⅿになり、容量が倍になりました。堤面には2度の嵩上げの跡がくっきり残っています。総水量260万トンで、毎日4.6万トンが夫婦石の浄水場に導水されており、市民の貴重な水源となっています。それまでは荷車で松原水を各戸に売り歩いていたそうですが、水道ができた利便は計り知れないものがあります。
しかし、ダム建設に伴い263号線が整備され、さらに昭和52年には曲淵トンネルが開通するに及んで、車の便利さから吾が三瀬街道は、いよいよ利用されなくなっていきました。
南金武出発から陽光台までの歩きは、17,000歩にもなりましたが、帰りは下りだけだったせいか、皆さんもそれほど疲れた様子は見えず、最後も笑顔でお別れしました。


ハプニング!
b0273309_20375949.jpg今回も靴の底が剥がれた人がいました。
準備万端、矢野会長が用意した結束バンドで縛って、何とか最後までもたせましたが、お疲れだったことでしょう。






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今回から歩いて陽光台まで下りる帰路も設けたことで、体力的・気分的・時間的にも3つの選択肢で、バラエティに富んだ楽しみ方ができました。
あいにく、昼休み時間の関係で、アンケートはとれませんでしたが、楽しかったという声が聞こえていました。
ご参加の皆様のご協力もあり爽やかな気持ちのいい素晴らしいトレッキングとなりました。
皆様お疲れ様でした。またのご参加をお待ちしております。
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# by Fukuoka-heguri | 2017-11-03 20:50 | 定期ガイド

11月定期ガイド(旧三瀬街道トレッキング)

忘れられた街道・旧三瀬街道 廃道トレッキング 
 参加者募集!

今から約200年前に伊能忠敬も歩いた 
旧三瀬街道・飯場峠を歩いてみませんか?
【ルート】旧三瀬街道(金武宿)→飯場峠(飯場宿)→曲渕解散か往路か陽光台
     
       

◆日時   : 平成29年11月3日(金・祝日)
◆集合時間 : 10:30 (解散予定=15:00頃)
◆集合場所 : 南金武バス停 
  受付場所までバス移動の場合
     姪浜駅南口 9:52 (発)
     橋本駅   9:30集合→徒歩10分→野方営業所10:07 (発)
  バス停、駅には案内人がお待ちしております。

◆参加費:300円 (資料、保険代)
◆べんとう、 特に飲み物は各自十分にご用意ください。

【 注意事項 】
当日約8~9㌔程度または獲得標高差700M程度歩ける方。
道の悪い所もありますので軽登山、トレッキングができる装備でご参加ください。
  
※登山靴必須 (運動靴は不可)




申込先 
はがき 電話またはFaxまたはEメールで
参加者の〒住所 氏名 年齢 電話番号を記入
       
田山 展 〒819-0035福岡市西区金武1872-3
     電話  092-519-7163 (Fax同じ)
     Eメール tayama162@gmail.com
申込締切  10月30日(月)迄


飯場峠ウォーキングの様子
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# by Fukuoka-heguri | 2017-10-30 23:59 | 定期ガイド