史跡案内ボランティアガイド


by Fukuoka-heguri

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2015年・2月史跡巡り

2015年 2月度 史跡めぐり
2月12日(木)
宝刀見学(九州国立博物館・福岡市埋蔵文化財センタ)、参加者8名
史跡めぐり行程 出発 ⇒ 九州国立博物館 ⇒ 昼食(大宰府 つるみ亭) ⇒ 福岡市埋蔵文化財センタ ⇒ 解散

   
今回は、西久保さんの提案で趣向を変えて、初めて九州にやってきた国宝・七支刀と福岡市で発掘・復元された金象嵌の庚寅銘大刀という2つの宝刀見学が中心になりました。
2台の車に分乗し、国立博物館と埋蔵文化財センタを訪問しました。

国宝・七支刀(九州国立博物館)     
1月1日から3月1日まで九国博では、「古代日本と百済の交流」のテーマで「百済展」が開催されており、「七支刀」だけは2月15日までの展示だったため、通常の第3火曜日ではなく早めに実施しました。入館以降は約3時間、各人思い思いに「百済展」や「日本発掘展」(2014)他の展示品見学を堪能しました。
      百済展(九州国立博物館)
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展示の目玉は何と言っても、日本書紀にも登場する有名な「七枝刀」(ななつさやのかたな)すなわち、奈良県天理市の石上神宮の「七支刀」(しちしとう)です。九州では初公開ということで、展示終了間際にもかかわらず多くの人が詰めかけていました。


光沢豊かな七支刀(約75㎝)
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ラッキーセブンの「7つ」の刀身(枝)があり、表と裏に金象嵌銘文(61文字)がある。「泰和四年」(369年)の文字があることと、「日本書紀神功皇后の条」にも出てくることから、4世紀後半の倭国王に贈られたことを裏付ける貴重な資料であり、国宝に指定されている。韓国歴史TVドラマ「百済王クンチョゴワン(近肖古王 第13代百済王346~375年)」で見た、千字文と一緒に贈ったというワンシーンを思い出して、感慨深いものがありました。6世紀初めの「武寧王陵」から出土した「獣帯鏡」や「王墓詩石」などの韓国国宝類も展示されており、武寧王が九州の加唐島で生まれたという伝説もあわせて、古代日本と百済の密接な交流を実感できました。 

同時開催の、発掘された日本列島展「日本発掘」-発掘された日本列島2014-も、日本各地で新たに発掘された、埴輪や銅鐸、土器などの展示があり、興味深いものでした。たまたま東北大震災があったため復興工事で発掘された東北各地のものなどは、心が悼むものもありました。
最後に天満宮の梅園を覗いてみたら、まだ数本がちらほら咲きはじめというところでした・

 
大宰府天満宮梅園
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~~~~~本日の昼食~~~~~~
本日の昼食は、大宰府国庁跡前あたりの大衆食堂「つるみ亭」でした。2階のお座敷で、生姜焼き定食(700円)ととんかつ定食に分かれ、安くて美味しいお昼をいただきました。お店で作った高菜漬けがえらく好評で、お持ち帰りの人も。
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庚寅銘大刀(福岡市埋蔵文化財センタ)
博多区井相田にある埋蔵文化財センタでは、今井さん上角さんに説明していただきました。
まず、刀のクリーニングを担当された上角さんに庚寅銘大刀の説明を受けました。
           展示中の庚寅銘大刀
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        説明中の上角さん
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2011年に、福岡西区の元岡・桑原古墳群の元岡G6号墳から発見された鉄製の刀をレントゲン撮影したところ漢字が書かれていることがわかりました。当埋蔵文化財センタで苦労を重ねて復元とクリーニングを実施してきたところ、19字の金象嵌文字が明瞭な形ですべて姿を現しています。

     クリーニングされて金文字が浮かび上がる
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製作された年とみられる銘文の「太歳庚寅」は、西暦570年にあたり、彫刻刀で彫った溝に金をはめ込む金象嵌で、古墳から出土した銘文刀剣は国内3例目とのこと。長年の眠りで刀身は内部まで全て錆びて鉄素材の産地も特定できないほどだそうですが、細やかでも文字の部分だけは奇跡的に美しいいままで現代に蘇り、これから重要文化財や国宝指定に向けて、世に出ていくことが期待されます。
この後の説明は今井さんに交代され、皆さんの希望で展示物ではなく、埋蔵文化財センタのバックヤードを見学させていただくことになりました。
          

 整理棚の甕棺(1600基以上ある)
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毎年多くの遺跡から出土する石器・木器、土器や青銅器・鉄器、甕棺など膨大な文化財の保存・整理のため、地道な処理が行われており、ミカン箱のような整理箱は11万箱(100万点以上)もあるそうです。
華やかな表の展示物と違い、いつもは見ることの出来ない裏の仕事場やひっそりと佇む出土品の棚を見せていただいて、考古学の奥の深さと根気の長さに触れることができました。
埋蔵文化財センタの皆さんありがとうございました。

ここで解散です。今回もいろいろ勉強になりました。お疲れ様でした。
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by Fukuoka-heguri | 2015-02-12 20:23 | 史跡巡り