史跡案内ボランティアガイド


by Fukuoka-heguri

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2017年1月度・史跡巡り

2017年 1月 史跡めぐり
2017年 1月18日(水)10時00分~12時15分 曇り後晴れ
福岡市中央区(薬院~桜坂~六本木)の散策 
 参加者 9名

史跡めぐり行程
 「四十八の谷と勤皇派」 
薬院大通駅出発 ⇒ 子烏神社 ⇒ 味噌喰い地蔵 ⇒ 加藤司書下屋敷跡 ⇒ 桜ヶ峰神社
⇒ フクロウの森 ⇒ 月形洗蔵居宅跡 ⇒ 野村望東尼生誕地 ⇒ 菊池霊社
⇒ 護国神社 ⇒ 草ヶ江万葉歌碑 ⇒ 六本松駅解散 
 
新年会を兼ねた史跡めぐりです。予報が見事にはずれ、日差しも暖かい穏やかな、この時季最高の散歩日和になりました。地下鉄薬院大通駅に集合し、10時に出発です。
ビル街や住宅地でさえ、こうして歩くとまた変わった雰囲気に感じられます。「48」のタイトルが示す通り起伏の多い地域で、坂だらけのコースでしたが、高台からの眺めが素晴らしく、車がやっと1台通れるような風情のある坂道を右へ左へと歴史を見つけ、宝探しのような面白さがありました。福岡城の南側の抑えとして下級武士の屋敷が多かったところで、日頃からさぞ足腰も鍛えられたことと思われます。 
開発の進んだ中央区でさえ、たくさんの歴史が詰まっていました。案内は福岡市観光案内ボランティアの矢口さんにお願いしました。おなじみのお顔で最初から和気あいあい、半日で手頃な楽しい新年初歩きになりました。終わった後は、おいしい香港料理の新年会でした。


小烏(こがらす)神社
薬院から警固地区に入るとすぐ坂が始まりました。階段を登ったところに「小烏神社」があります。祭神は建角身神(タケツノミノミコト:神武天皇建国ゆかりの八咫烏に化身)で、京都下加茂にも同じ神社があります。元は警固神社の場所にあったものを江戸時代に移設したものだそうで、古くから薬院村の産土神とされていました。

小烏神社
b0273309_16102071.jpg八咫烏
太陽の化身とされる三本足のカラスが
神武天皇の大和入りの道案内をしました。
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味噌喰地蔵
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小烏神社の裏手の坂道を少し行くと、途中の筑紫学園中のグランドあたりに、丸山古墳や茶臼山古墳がありました。今は見ることはできません。左手に少し入ったところに「味噌喰地蔵」の赤い鳥居が見えます。天保の大飢饉で、食べ物を求めて城下のお救い小屋に向かう途中、坂を登りつめたところで飢えて亡くなった人々の供養のために、200年前に地蔵が据えられ施餓鬼供養が行われました。その後大願のお供えに誰かが味噌を地蔵の口につけてから、味噌喰い地蔵と呼ばれるようになったと伝えられています。


加藤司書下屋敷跡
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少し下って筑紫女学園の近くを通って桜坂の真向いの大通りを渡り、桜坂2丁目の狭い路地に入ったところに、立派な門構えの家がありました。
その門の右脇に「加藤司書下屋敷跡」の石碑が建っています。表札は別の名前になっていますが、木々の多いこの森の小高いところに加藤家の屋敷がありました。加藤司書は幕末の筑前勤皇党として藩政を握り、薩長連合にも関与して家老職にまで就きましたが、幕府の長州征討決定で藩が幕府側に付き、王政復古の2年前に36歳の若さで切腹させられています。福岡藩は、維新の有為な人材をこの時(乙丑の獄)、多数(114名)失うことになりました。


桜ヶ峰神社と茶臼塚古墳
加藤司書の下屋敷跡の裏手の清助谷から坂を登ると「桜ヶ峰神社」です。桜ヶ峰神社は、江戸時代は地蔵堂でした。修験道場として、大宰府竈門山に入る修験者はここに参拝してから入山するしきたりだったそうです。昔は桜が多かったそうですが、今は境内に一本だけ残っていました。神社の前が茶臼塚古墳だそうです。
桜ヶ峰神社
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地獄谷
地獄谷を桜谷の方へ登ります。
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フクロウの森
高級な住宅街にもこんな森が残されています。
フクロウはいなくてもフクロウの石碑が建っています。
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月形洗蔵居宅跡
通りから右に20mほど入ったところに、「月形洗蔵の居宅跡」の石碑がありました。この奥の駐車場あたりに家があったそうです。洗蔵も福岡藩の勤皇派の指導者として活躍し、長州落ちした三条実美ら五卿を大宰府へ移す際の藩の接待役となったが、保守派の反感を買い、やはり乙丑の獄で処刑されました。映画や舞台などで有名な月形半平太のモデルの1人(武市半平太と)とされます。
右の新しい家の表札にも月形とありました。周辺は洗蔵所縁の家が多いそうです。
洗蔵居宅跡
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野村望東尼誕生地  
元に戻り少し下ると「野村望東尼の誕生の地」の石碑がありました。横の電柱の裏表に望東尼の歌と説明板が張り付けてあります。望東尼は女流歌人でしたが夫に死別後剃髪し、勤皇派の尼僧として志士たちを助けました。庵の平尾山荘は志士たちの隠れ家ともなり、西郷隆盛、平野國臣等とも親交を結びました。長州の高杉晋作には幽閉先の姫島から救出され、晩年を山口で過ごしています。晋作の「おもしろき こともなき世を おもしろく」に続けて「すみなすものは 心なりけり」の下の句を付けた歌も有名です。
望東尼生誕地石碑
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菊池霊社
坂を下りきると別府橋通りにぶつかります。大通り沿いに歩いて護国神社に渡る横断歩道の近くに、「菊池霊社」がありました。菊池霊社は、肥後の菊池武時の首塚です。武時は、1333年護良親王の令旨を受けて、鎌倉幕府の博多の鎮西探題を攻めましたが、少弐・大友両家に阻まれ敗退し、この場で斬首されました。胴体を埋めた七隈の菊池神社を胴塚とも呼ぶそうです。武時は後に、楠木正成に天皇への忠義の臣として賞されました。
菊池霊社
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護国神社
護国神社は1943年に建てられた(その後空襲を受け戦後再建)新しい神社で、戦争で亡くなった方の英霊が祀られています。境内には創建時の三千本の木々が歴史を紡いでいます。県民の献木で今では倍近くなったそうです。
護国神社で記念撮影
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 木製大鳥居
大濠公園側の大鳥居は創建時に台湾から運んだ檜製で、
高さ13m、直径1.6mの日本一の木製鳥居。
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広田弘毅銅像    
神社の前の斜め向かい側にある
福岡出身の総理大臣広田弘毅の銅像
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国体道路沿いに福大付属大濠高校の角をぐるりと回って六本松に向かいます。


草ヶ江万葉歌碑

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道路沿いの草ヶ江公民館の庭に、ひっそりと「万葉歌碑」が建てられています。
この辺は入り江(草香江)でしたが、福岡城築城時埋め立てが行われました。
万葉集に大友旅人が詠んだ
「草香江の入江にあさる葦鶴(あしたづ)のあなたづたづし友無しにして」という歌が残されています。

解散
12時15分、予定通りに六本松駅に着き解散しました。矢口さんには幅広く、味わいのある説明をありがとうございました。初詣のお参りもたくさんできて、楽しい有意義な史跡めぐりになりました。皆さんお疲れ様でした



b0273309_17131341.png~~~~~新年会~~~~~
六本松駅の近くの香港料理の「月珍さんのキッチン」のコース料理
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今年最初の史跡めぐりということで、昼食は西久保さんの幹事で新年会となりました。
シェフの小屋月珍さん(女性)はメディアでもたびたび取り上げられているそうです。有機野菜と薬膳を取り入れた家庭料理でした。疲れた体と喉に冷えたビールが沁みわたり、空いたお腹に点心やエビチリ、貝柱時菜などの料理にチャーハンとスープが格別おいしく感じられました。お腹いっぱい満足で帰途につきました。    
今年も大いに史跡巡りを楽しみましょう!
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by Fukuoka-heguri | 2017-01-18 16:06 | 史跡巡り